【ソルトポット温熱療法】は、タイの北東部イサーン地方に伝わる伝統的な施術法。産後ケアのための施術法として知られています。タイでは、女性の健康法として「火のそばで身体を温める」という意味の「ユーファイ」という概念があります。【ソルトポット温熱療法】は、その「ユーファイ」の中の一つの施術法で、タイでは「ヌントーン」と呼ばれています。「ヌン」とは蒸す、「トーン」とはお腹の意味で、かつてのランナー王国、現在のタイの北東部イサーン地方を代表する治療法です。腹部を温める女性のための健康法で、デトックス効果もあります。
「ヌントーン」では、素焼きのクレイポットで粗塩を200度近くに熱し、そのポットを使い、筋肉を優しく押して、全身をほぐすテクニックで、体の芯まで温め、毒素を排出させ、脂肪をも燃焼させる効果があります。特に出産後の子宮の回復を早めるために女性の健康法として用いられてきました。身体の中に熱をいれていくと、ほわほわほわとからだがゆるみ始めます。冷えは万病の元と言われるように、身体の中心であるお腹を温めることはぜひお勧めしたい健康法のひとつです。ヌントーン施術法では、まず、素焼きのポットを粗塩で満たし、200度近くに熱し、そのポットを断熱性の高い布で覆い、腰から背中、肩・腕、仙骨・尾骨周囲、胸、足全体をゆるめ、特にお腹をしっかりと温めていきます。身体の芯まで温まり、毒素を排出させたり、脂肪を燃焼させたりする効果があります。焼き塩は浄化に良いとされています。焼き塩は、塩と火の力で浄化の力が増すと言われているようです。持ち歩くための、魔よけの塩も焼き塩が、いいらしいですが、3時間位しかもたないので、毎回作る必要があるようです。粗塩を焼くと、一気にアルカリ性に変化します。放っておくと酸性になっていくのですが、その酸性に変化する過程で周りのエネルギーを吸収するらしく、それによって身体の細胞が整えてくれるのです。果物や野菜で実験してみるとおいしくなるので、疑いのまなざしのある方はお試しください。デトックス効果もあって身体の老廃物を分解し放射能まで除去してくれると言われています。ポットに入っていてもその効果はあって、もともとのビニール袋越しでも効果を発揮するようです。塩の融点は800℃、塩化マグネシウムは100℃付近から塩基性塩化マグネシウムMgn(OH)mH2Oに変化し、480℃付近からMgOに変化を始めます。加熱されると塩の性質が変わり、使い勝手や味も変わるとされていますがその詳細は解析されていません。この焼き塩。使い方もいろいろです。ひとつかみお風呂に入れれば、ぽかぽかになりますし、身体にすり込んでボディスクラブにも使えます。
【ソルトポット温熱療法】は、男性からも好評を博している施術ですが、特に女性のための施術法として知られる【ソルトポット温熱療法】は、産前産後、更年期の施術法としてをぜひお試しいただきたい施術法です。 |