【トークセン】は、タイの古式療法のひとつ。「トークセン」とは、タイ語で「エネルギーラインを叩く」という意味の施術法です。トークとは「叩く」という意味で、センはタイ伝統医学における経絡に相当するエネルギーラインを意味します。この施術は、何世代にも渡って師匠から弟子へ、父から子へと口伝によって伝承され、長い歴史の中で、人々の経験により守られてきたものです。全身のエネルギーラインの流れに沿って刺激を与えていったり、凝った筋肉に対してリズミカルな瞬間的な圧迫を繰り返していったり、一口に【トークセン】と言っても様々なやり方があります。圧の強弱やリズムなどを調整することで「ハンマー療法」では、いろいろな表現ができます。【トークセン】揉み返しを起こしにくいのも特徴です。
トークセンで使われる木槌は、普通の木ではなく必ず雷の落ちた木から作られ、天からのエネルギーが施術効果を高めると考えられています。通常のマッサージでは、手や指の力が不十分でこりを取るのに時間がかかることがありますが、トークセンは張っている筋や腱を叩き、筋肉の緊張を早めにほぐし、腱をも緩ませるため、筋肉や腱だけでなく関節などの痛みにも効果がある施術法です。また、トークセンはその独特な響きで精神をリラックスさせる効果が優れているのも特徴です。人の手のぬくもりが恋しいような気分の時もありますが、人間関係に疲れてしまったような感覚の時もあると思います。そんな時に特に【トークセン】はおすすめです。メンタルにも作用し、イライラの解放もできるのが【トークセン】です。通常のマッサージとは、まったく違った感覚ですので、是非一度お試しください。 |