タイ古式マッサージセラピストのための症状別の対処法を学ぶ講座です。悪寒や風邪の初期症状を緩和して自然治癒力を増幅させるやり方を学んでいきます。悪寒とは、発熱の初期に起きる、体がゾクゾクしたり、ガタガタ震えるような病的な寒けのこと。悪寒は普通の風邪の場合は、くしゃみのように風邪の初期症状として現れます。風邪を一発で治せるならきっとノーベル賞をもらえますが、そうではなく、ひどくならないうちに早めに対処して治りを早めることはできるようになります。まず背中の脊柱起立筋がバリバリに固くなっていますから、ここを徹底的に緩めて血液の循環を良くすることが必要になります。通常のリラクゼーションではまず足を温めることがよいとされていますが、クライアントが悪寒を感じてからしばらく時間が経過しているような場合は、とにかく先に背部をほぐすことが必要です。途中、余計に熱が出てくることもあります。一時的に解熱させるのなら、背中にはアプローチしてはいけません。手足だけを徹底して行うことで体温は下がります。良くしたいなら熱が出ても背中へのアプローチが肝です。風邪の初期症状による悪寒の緩和においては、徹底的に身体をほぐして血液の循環を上げることで、翌日にはひどくならずに快方に向かわせることができます。悪寒や高熱に加え、激しい頭痛や意識障害、全身痙攣、呼吸困難などの症状があるようなときは、すぐに救急医療機関で診察を受けるようにしましょう。こんな感じのテクニックを学ぶ講座です。
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